思いを力に- エピソード

二歩進め! 親の自我で子どもを学校に行かそうと思っていませんか?

一歩だと片足が今に残ったままだから、心が折れそうになった時、元に戻ってしまう。

何かをする時には、二歩進んで、今を断ち切ることが大切!
友人が送ってくれたメールに書かれていました。

素直に心に響き、勇気が涌きました。

1998年、いわゆる進学校に転勤した私は、英語の授業=受験問題というばかげた伝統(その学校特有なものかもしれません。)のようなものに呆れました。

進学校 → 有名大学 → 一流企業 = 人生の成功 

そんな価値観の教師(その高校出身者が多かったような気がします。)もいましたが、多くの生徒や保護者の欲するところだったのでしょう。

当時、NHKが仏陀の特集をしていました。

仏陀を一人の人間としてとらえ、紹介した番組です。

29歳で妻子を捨て、35歳で悟りを開いた仏陀・・・

煩悩を消すのは、苦行、肉体行ではなく、智慧である。

「炎を一生懸命吹き消そうとしても、一時期、炎が弱くなるだけで、

すぐまた更に激しく燃え上がるばかりである。

私は肉体行をやってきたが、間違っていた。

火の燃える供給源である薪を断つことが炎を消す唯一の道だ。

肉体の欲望の供給源は自我にある。」

この夏、杉浦先生が「自我を捨てること」について、よく言われていました。

二歩進むというのは、まさに、この自我を捨てると言うことだと思いました。

子どもが学校に行けないのに、無理矢理行かせようとするのは、まさに親の自我です。

親がその自我を捨てたときに、子どもの気持ちに変化が現れます。

追伸

仏陀の言葉です!

「敵意は敵意によってはやまない。敵意は敵意を離れることによってやむ。」

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